世界屈指。
オレは今。
世界屈指を体験している。
世界レベルの体験だ。
そんな体験、なかなか出来ないだろ?
で。
それは何かって?
それは。
通勤電車だ!この野郎!
取り乱しました。
さて。
東京の通勤電車といえば。
世界屈指の乗車率。
最悪区間なんて200%とか達して。
もうノリノリで乗り過ぎ。
時々、思い出すの。
「悪いことしたら、地獄に行くのよ!」
つー。
ばあちゃんとか、母ちゃんとかの言葉を。
「あーコレの事かなー。」
つって。
ギュウギュウにギュウ足したって。
まだ足んない。
吊革掴む右手がヘンな形でヘンな方向に。
頼んでないのに空中浮遊体験。
肘鉄、足踏み、バッグの金具で反則攻撃。
それでも各駅の駅員。
笑顔でグイグイ乗客押し込んでくる。
「えぇ、電車が軽く膨らむんで大丈夫っす!」
みたいにグイグイ押し込んでくる。
その度に我々、力なく車内をアッチへコッチへと流され続ける。
そんな中に、ひとり女性が乗り込んで来たら、さぁ大変。
日本って、銃社会でしたっけ?
周りの男性、ハンズアップでキブアップ。
決して触れてはならぬ薔薇の華。
用心に用心を重ねてハンズアップでキブアップ。
足は床から浮いてるから。
オレ、飛んでんじゃーん!
つって。
極めつけは。
「貴殿、昨日、結構飲んじゃいました?」
的な、吐息。
地獄。
息地獄、生き地獄。
それでも、各自が最後の一線を譲り合い。
ラスト1ミリの優しさを分け合って。
なんとか最寄り駅に辿り着く。
そしたら、自分という全存在を懸け。
「降ります!」と、半ば叫びながら。
ドアに向かってflying!
ヨロヨロと、ホームに降り立ったオレ。
そして、同じ駅に降り立った同志たち。
もう、皆でグータッチしたいくらい。
今日も、オツカレつって。
これから1日はじまるのに。
そして。
また帰りの地獄に向け、会社で英気を養うのでした。
そんな世界屈指の通勤地獄。
そこと毎日向き合う支えとなるものソレは。
ゼッタイ!
通勤不要のシゴトスタイルを確立する!
と、いう。
誓い。
寝ても覚めても、それだけを考えてる。
さあ。
今朝もこれから。
世界屈指の体験へ。
AWESOME!
♯962