持ち腐れ。
雨水集水器。
そのタンクに(そんな大した物じゃない)
いつの日からか現れたメダカの稚魚。
元々メダカの住んでいた容器とはいえ。
どこにあれだけの卵があったのか。
というくらい、貯まった雨水の中で泳いでる。
しかし手間は掛けぬ、ここは雨水を貯める器。
この水はベランダの緑を潤し。
夏の日差しで熱くなったベランダの床を冷ます為に撒く水だ。
掬われて緑の上で干からびればそれまでよ。
飼育の手間を掛けない水の中で尽きればそれまでよ。
ここは自然淘汰の世界だ。
だったのに今日、その水を整えてしまった。
雨水だけでは足りなかろうと、メダカの飼育容器の為に汲み貯めていた水を足してしまった。
そして。
水道をひねり、ベランダの緑を潤し。
床に打ち水をした。
雨水容器はこうして持ち腐れた。
AWESOME!
#507